地震対策>地震や火災の時のプロパンガスのボンベは安全？

　プロパンガスを使用している世帯も多いと思いますが、
地震や火災発生時にプロパンガスがどうなるのか、
爆発したりしないのか不安ではありませんか？
そんな方の不安にお答えしたいと思います。

まず、地震が起きた時ですが、
揺れを感知するマイコンメーターという装置が、
震度5以上で自動的にガスの供給を
ストップする仕組みになっています。
万が一ボンベが倒れてガス管が切断される様な事が
あったとしてもガス漏れの心配はありません。
但し、ボンベ自体がつぶされたりして破損した場合は、
漏れたガスに引火する危険があるので火気厳禁です。

また、火災が発生してボンベの温度が上昇すると、
そのままでは内圧に耐えられずボンベが爆発する
危険があるので、安全弁が働いて中のガスを放出します。
そこに火事の火が引火して、火炎放射器のように
ボンベから炎が噴き出します。
この炎を消してはいけません。消してしまうと、
燃焼せずに広範囲に広がったガスに引火爆発する危険があります。
消防もボンベから噴き出す炎は消さずに、ボンベに水をかけて
内圧を下げる方法を取ります。
いずれにしても、対応は消防に任せて早く避難する事が大事です。